鈴木 真名


《略歴》
鈴木歯科医院
〒125-0032 東京都葛飾区水元1-22-14
  Tel 03-5699-1147

1984年:日本大学松戸歯学部 卒業
1989年:葛飾区に鈴木歯科医院を開業
2005年:東京SJCD会長就任
2008年:鶴見大学歯学部講師
2009年:日本大学松戸歯学部客員教授

OJ (オッセオインテグレーション・スタディークラブ・オブ・ジャパン)会長
「ぺリオドンタル・マイクロサージェリー~マイクロスコープを用いた歯周形成外科処置のすべて~」著



「Dose Restoration of Lost Papilla Achievable —Myth or Reality—」

【抄録】

審美修復治療において歯間乳頭部の欠損は大きな問題となり、その欠損部位の再建なしに審美修復は成り立たない。一般的に乳頭とは歯間部位における軟組織を意味するが、臨床では欠損部位にも再建が行われることから、ここでは広い意味でポンティックやインプラント間の部位も乳頭とさせていただく。そうすると、乳頭には6つのパターンがあるということになる。すなわち、“Tooth-Tooth”“Tooth-Pontic”“Tooth-Implant”“Implant-Implant”“Implant-Pontic”“Pontic-Pontic”である。そして、これら6つのパターンはそれぞれ環境に違いがあり、再建を考えるうえで考慮すべきポイントも変わってくる。 そこで本講演では、乳頭の欠損がある症例に対する審美修復について、6つのパターンに対応した症例とともに考察していきたい。